2014年5月22日木曜日

Ni-MH充電器の製作(10終)


10 組み立て

ようやく… となりますが、最終段階となる、組み立てと最終確認に入ります。


10.1 基板組み

コントローラ基板と、DC-DCコンバータ基板を組み合わせ、リード線で結線します。

コントローラ基板には操作部品があるので「上」に、DC-DCコンバータ基板は大型部品があるので「下」に配置しなければなりません。
よって、長さの異なる樹脂ナットを使って、以下のように階段状に組み合わせました。


樹脂ナットは、向かって右の一番長いものが 30mm、中央のDC-DCコンバータ基板側が 20mm、マイコン基板側が 8mm です。

基板組み裏面(はんだ面)の状態は、以下の通りです。



この状態で、動作確認しておきます。




10.2 ケース加工

基板二枚が丁度収まるポリケース※を用意して、基板固定用・端子用・ボタン押下用の穴を開けます。
※100円ショップに各種あります。

大きな穴は、以下のようなステップドリル(通称「竹の子ドリル」)が非常に便利です。



10.3 取り付け・最終確認

加工したケースに、電源用のDCジャックと、電池接続用のターミナルを取り付けて、最後に基板組みを取り付けます。

ようやく完成となりました…




11 総括と反省点

マイコンでアナログ回路を実現することは試行錯誤の連続であり、製作が順調に進むことはありませんでした。

さらに、言い訳となり申訳ありませんが、この作業に専念できなかったために問題解決に手間取るなか、数々不手際が露呈してしまい、この規模にして、完成まで一年以上も経過することとなりました。

一方で、AVRマイコンのADコンバータとPWM機能を利用して、簡易ではありますが、DC-DCコンバータを実現できたことが最大の収穫となりました。


以上で、今回のテーマを終わります。最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。