2011年2月16日水曜日

Arduino互換機の製作

初テーマとして、Arduino互換機を製作した結果を報告します。



ハードは、「EJackino」を流用し、ブレッドボード上に実装しました。
ただし、当面USB電源を使用することとして、三端子レギュレータ周辺は未実装です。


「Arduino互換機に興味があるが、特にブートローダの書き込みが難しそうだなぁ…」
と思っていたところ、「エレキジャック - EJackino活用」のサイトで「Luminet-IDE」という、ブートローダの書き込み機能を包含した開発環境があるのを知り、以下の通り導入して使用してみました。

1、インストール
Luminet-IDEの紹介」のページの
「ダウンロード」「インストール」の手順通りにインストールします。

2、設定変更
「(Luminet-IDEを導入したフォルダ)\hardware\tools\avr\etc」にある
・avrdudeFTDI.conf
・avrdude.conf
の両方に、atmega168Pの記述を追加します。

※atmega168Pの記述は、「外付けAVRライタ無しでBootloaderを書き込む」 3 - ⅲ項にあるavrdude.confを参照して追加します。
※Luminet-IDE本体機能に影響があるかも知れませんので、confファイル丸ごとの置換は行いませんでした。
※両方とも追加する必要があるようです。
※「boards.txt」も書き換える必要があると思っていましたが、書き換えの必要はありませんでした。

3、USBドライバの導入
Arduino互換機を接続します。
このときドライバのインストール画面が表示されますが、ドライバの場所に
「(Luminet-IDEを導入したフォルダ)\drivers\FTDI USB Drivers」を指定します。

4、ブートローダの書込み
Luminet-IDEの紹介」のページの
「ブートローダの書込み準備」「Luminet-IDEからのブートローダの書込み」の手順通りにブートローダを書込みます。

※ブートローダの書込みの配線は、「外付けAVRライタ無しでBootloaderを書き込む」 10項を参考に、「MISO」「MOSI」「SCK」「RESET」の四本を直接繋ぎます。
※その際、既存の配線を変更する必要はありませんでした。

5、互換機の動作
いったんPCをオフし、ブートローダの書込みの配線を外します。
再起動し、Luminet-IDE上で「Blink」などのスケッチをアップロードして、動作させてみます。



confファイルとboards.txtで多少試行錯誤しましたが、簡単に導入できました。
これでやっとArduino入門者に仲間入りできました…

★各リンク元ページの作者 kosakaさまに、この場をお借りして御礼申上げます★

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