2011年9月15日木曜日

ケアマネジメントシステム開発 居宅介護支援経過

調査第6回目は、「居宅介護支援経過」です。
時系列順だと「サービス利用票」「サービス利用票別票」が先ですが、これらは給付管理の範疇に入ってくるため、項を分けて別途検討したいと思います。

1、「居宅介護支援経過」とは?

「居宅介護支援経過」は、「サービス担当者会議」や、利用者・関係者から直接提起された指摘事項・要望・苦情などを記録して、管理するものです。
これは、ISO9001などの品質管理システムでよく用いる「指摘事項一覧表」に該当すると考えれば分かりやすいと思います。


2、様式の例

様式は、介護保険制度において「第6表」と定義され、指定されています。
書式例は以下の通りです。


※ この様式は、ケアマネジメントオンラインさまのHPから入手致しました


3、様式について考察

これも内容はシンプルで、単に日時と処置をフリーに記入していくものです。
ただ、この記録の運用で最も大事なことは、「どの事項が解決し、どの事項が未解決で残っているか」が把握できることにあります。

ここでは、様式に簡単なステータス管理の機能を追加することを考えます。
ただし、様式の骨格を変更することはできませんので、手書きでもよく使う次のような方法で対処することを考えます。

・新規記載(未着手)時 ⇒ 項目を赤字
・着手したが未解決時 ⇒ 項目を青字
・解決時 ⇒ 項目をグレーで網かけ

※ 色は暫定です(印刷時に目立たない色にします)

例えば、以下のような感じです。











操作は、これも様式に影響しないように、メニューから行うか、右クリックなどで対応することを考えます。


4、まとめ

・様式は定められており、項目は全て指定されている。
・項目は、単にフリー入力とする。
・様式の骨格を変えない程度の、ステータス管理機能を設ける。


5、次回の予定

計画系の指定様式「サービス利用/提供票」「サービス利用/提供票別票」の検討が残っていますが、これらは給付・請求処理の要素を含み、新たなアプローチが必要となってきます。
冒頭では、別項で…としましたが、次回は、以下のいずれかの予定として、検討・相談の上決めたいと思います。

・「サービス利用/提供票」の検討のため、給付・請求処理の調査に進む。
・ここまでの結果を一区切りとして、次フェーズ(設計・プロトなど)を検討する。

今回はこのあたりで…