調査第5回目は、「サービス担当者会議の要点」です。
1、「サービス担当者会議の要点」とは?
「サービス担当者会議」は、各利用者ごとに、実施しているサービスが予定通りの成果をあげているか検証する会議であり、ISO9001等では「レビュー」にあたります。
、「サービス担当者会議の要点」は、そのレビュー議事録ということになります。
この会議で出された指摘を元に、計画を修正してサービス品質を改善すれば、利用者の望む目標への到達が、より近づくこととなります。
2、様式の例
様式は、介護保険制度において「第4表」と定義され、指定されています。
書式例は以下の通りです。
※ この様式は、ケアマネジメントオンラインさまのHPから入手致しました
3、様式について考察
内容はシンプルで、通常よく使われる議事録そのものです。
よってシステム化よりは、「居宅サービス計画書(1)」等のように、入力を補助する機能を取り入れることとします。
3.1 利用者名、担当者名
利用者名は、、「アセスメントシート」の章で出てきた「利用者マスタ」を参照して、選択します。
担当者名は、同じく「利用者マスタ」を参照して、当該利用者のサービス担当者を設定します。
3.2 日時、場所
現在の日付け、時刻を自動入力し、修正ができるようにしておきます。
場所は、以下のような選択肢を用意して、選択します。
・Aケアハウス 第一会議室
・B市 地域包括支援センター 応接室
・C病院 ナースセンター
・利用者宅
※ マスタとするには大げさなので、この様式の中で、追加/修正できる機能を設けます
3.3 出席者
利用者に何らかの形で関っている者全てが出席者になり得ます。
以下の通り、これまでに定義した各マスタを参照して入力することができます。
・担当者 ← 「利用者マスタ」
・他の職員 ← 「職員マスタ」
・サービス依頼先の担当者 ← 「提携事業所マスタ」
・主治医 ← 「医師マスタ」
・看護師 ← 「医師マスタ」
・家族 ← 「利用者マスタ」
3.4 その他の議事
これらは、単に口語体の入力欄であり、現状ではフリー入力とします。
4、まとめ
・様式は定められており、項目は全て指定されている。
・利用者名・出席者などの氏名は、過去定義した各マスタを参照して入力する。
・場所は、簡単な選択肢を用意して、そこから選択する。
・議事項目は、単にフリー入力とする。
5、次回の予定
次回は、業務フローが前後しますが、「居宅介護支援経過」について調べます。
今回はこのあたりで…